daisuke 日記帳

ひまだから考える時間いっぱいあるんです

覚醒剤の歴史について調べてみた

こんにちは

通勤用バイクのタイヤ交換と自賠責の更新でまたお金かかるなぁ〜と気分落ちぎみのDSKです

 

2019 11/6 タレントの田代まさしさんが覚醒剤取締法違反でまたもや逮捕されましたね

最近ではテレビ出演や公演などを行なっているのを見て再出発に向け頑張っているんだなと思っていましたが、やはり…と言うか、改めて覚醒剤の依存性って怖いなぁと感じました

 

そんな恐ろしい覚醒剤ですが、いつ生まれ、どんな風に広まって行ったのか疑問に思い調べてみました。

ざっくりですが重要と思われる部分だけ解説します。

 

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始まりは喘息患者への処方薬

 

 

1885年 長井長義と言う薬学者が麻黄(まおう)からエフェドリンという成分の抽出に成功。喘息患者の苦痛を取り除くことに使用された。

このエフェドリン、現在では誘導体 dl-塩酸メチルエフェドリンという成分名で市販の風邪薬にも配合されている。

 

1919年 エフェドリンよりも強力なメタンフェタミン日本で開発される。結晶状の粉末で水溶液であることから注射での使用に用いられる

効能は眠気、疲労感をなくし気分を高揚させ行動的になる。しかし、一時的なものでその後は休養が必要。しかも連続使用は出来ず医薬品としては重要視されていなかった

 

《開発当初は医薬品の目的として製造されたみたいですね、現在流通している覚醒剤と似たようなものがこの当時から作られていたという事ですね》

 

1938年 ドイツメタンフェタミン発売される。国策に使用され兵士の長時間労働を可能にした。士気が上がるという理由で兵士に対し錠剤にしたメタンフェタミンの配給を始める。その後、数多くの兵士に中毒問題が発生し、徐々に使用を控えていった。

 

《ようは兵士に薬を投与してバグらせて働かせていたという事ですね。非人道的な国の方針ですね》

 

 

 

そして日本軍も使用開始

 

 

1940年 製薬会社に製造させて日本軍で使用を始めました。戦況の激化につれメタンフェタミン【突撃錠】などと呼ばれ前線の兵士達に配給された。

神風特攻隊と呼ばれた自爆攻撃はメタンフェタミンを使用していたから出来た事だと言われているそうです。

 

《私は今まで知らなかったので衝撃を受けました。神風特攻隊は愛国心のなせることだと思っていましたが、まさか薬を投与していたとは》

 

 

1941年 大日本製薬からヒロポン(後の覚醒剤の代名詞と呼ばれる)という薬が発売され、この薬が日本の覚醒剤流行のきっかけになったと言われています。

 

 

戦後、日本中に蔓延する覚醒剤

 

戦後、大日本帝国軍が備蓄していたヒロポン等の薬品が店頭発売され人々が気軽に購入出来るようになっていった。そのため注射剤を含めた薬品の乱用が流行していった。その中でも注射による使用はすごい勢いで広まったそうです。

 

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《日本がばらまいた覚醒剤を今になって日本が規制しているんですね。全くもっておかしな話です》

 

 

全面的な規制が始まる

 

1948年 薬物の依存症に陥る青少年が激増、それに伴い薬物が原因と思われる犯罪の増加。政府は覚醒剤を劇薬に指定。

覚醒剤の取締りは薬事法によって行われたが、対象が製造業者や販売業者であり、薬物の使用や所持は対象外だったため乱用は続いた。

 

《見当違いの取締りでしたが、まずは販売元からという事でしょうか。市場に出回った薬物は多くの人の手に渡り、手から手へ拡大は広がります。まるで伝染病のように》

 

 

覚醒剤取締法を制定

時すでに遅し

 

1951年 ついに覚醒剤取締法を制定しました

しかし状況はかなり深刻でその当時55万人もの覚醒剤乱用者が存在したと言われる。拡散スピードについていけず時すでに遅し。

 

 

覚醒剤は国内産から海外産へ

 

1970年頃 覚醒剤の密輸入が行われる、海を越えて韓国、タイ、マカオ、台湾などのルートから覚醒剤が密輸入された。その後輸入先はヨーロッパまで広がっていく事になる

 

しかしその後の覚醒剤取締法の改正と罰則の強化により危機的状況を乗り越えていった。

そして現在に至ります。

 

覚醒剤 もとは医薬品

 

 

モルヒネなどの医療用麻薬と同じく、元をたどれば覚醒剤医薬品として作られた訳ですが

本来の使われ方とは全く異なり、人の人生を破壊する物となりました。

もしかしたら作られた時代が違えば素晴らしい医薬品としての価値があったのかもしれません

 

現在において覚醒剤を使用する人は、興味本位や、なんかしらのストレスで使用するのかもしれませんが、どんな理由があろうと許される事ではありません。違法であるという事、そして身を滅ぼすという事を承知の上で、今なお使用し続ける人達もいます。それほどの中毒性を持った薬物に今後侵される人がいなくなる事を祈りつつそっとこのページを閉じます。