お風呂の『魔力』
こんにちは
寒い日が続いてますね
学校や、仕事から帰ってきたら温かいお風呂にゆっくり浸かりたいものです。
だいたいどこの家庭にもお風呂はあるのに、わざわざ温泉まで出かける日本人は本当にお風呂好きです。
日本人がお風呂に入るようになった歴史は古く、6世紀ごろ仏教と共に中国から伝わったそうです。
江戸時代になり「銭湯」が出来て、よりお風呂に対する楽しみ方が広がったと言われています。
世界的に見ても、毎日のようにお風呂に入る人種は日本人くらいだそうです。それは「お風呂」に対する考え方の違いがあるからです。
海外では「お風呂」=体の汚れを落とすだけ
日本では「お風呂」=体の汚れを落とす➕『リラックス』が加わります。
お風呂を楽しむ日本人は沢山のお風呂アイテムを生み出しました。
- ジャグジー
- 防水テレビ、防水ラジオ
- 入浴剤など…。
しかし、お風呂に入る1番の目的は「疲れを取りたいから」ではないでしょうか。
お風呂に入るとなんで疲れが取れるのだろう?
入浴には疲れを取るメカニズムが3つある。
1. 温熱効果
入浴すると体が温まり血流が良くなります。そうなると、体中の老廃物や疲労物質が排出されやすくなり疲労回復につながるのです。
2. 水圧によるマッサージの効果
湯船につかると体に水圧がかかり、血液やリンパ液が心臓に戻されることで、心臓の動きは活発になります。その結果、全身の血流が良くなり疲労物質などが排出されやすくなります。
3. 浮力によるリラックス効果が得られる
湯船につかっている時は、浮力に支えられて軽くなるため、筋肉や関節から力が抜けて全身の緊張から解放されます。
さらに、炭酸ガス入りの入浴剤を使用すると、炭酸がお湯に溶けこんだ影響で、末梢の血管まで拡張してくれるので効率的に血流を良くしてくれます。
お湯の温度は少しぬるめの38°〜40°の設定が推奨されています。
また、炭酸入浴を続けることで、自律神経機能の改善や、安眠効果も期待できるそうです。
働き過ぎと言われる日本人ですが、それを支えてきたのは「お風呂」と言っても過言ではないでしょう。
古くから伝わり、今なお残る入浴文化。
時代が変わってもお風呂の『魔力』は覚める事なく、日本人に受け継がれて行くでしょう。